1973年10月、産油国が原油価格を70%引き上げることを決定したことに端を発し起こったのがオイルショック。
その結果、トイレットペーパーの買い占めが起こり、市場からトイレットペーパーが姿を消しました。
このトイレットペーパー騒動はなんと3ヵ月以上も続きました。
ただ、この当時、日本の紙生産は安定しており、実際には生産量自体はほとんど変わっていませんでした。ですから買い占めなどする必要はなかったのですが、「紙がなくなる」という流言飛語により、買い占めが起こり、極度のトイレットペーパー不足になり、価格も2倍以上でもすぐ売り切れる状態になりました。
こういう事態は東日本大震災でも被災地ではない東京でも起こりました。
店頭から水を始め食品が次々と消えていき棚はガラガラになりました。
今も中東で戦争が起これば、すぐにでもオイルショックの二の舞になるでしょう。
そうなったとき慌てても遅いのです。
トイレットペーパーは食品と違い、賞味期限・保存期限はありませんし安価なので、何もない平常時に余分に買っておき備蓄しておきましょう。
ただスペースを取りますので、押入れの奥などに備蓄するようにしたらいいでしょう。
統計によりますが、日本人1人あたりの年間トイレットペーパー消費量は年間50ロールとなっています。
1ヵ月だとだいたい4ロールです。節約して使えば3ロールで十分です。
スーパーなどの安売りの時に、まとめ買いしておくといいでしょう。