人が1日に必要な水分量はだいたい2~3リットルです。
ですから、場所を確保できるなら、なるべく余裕を持って確保することが理想的です。
もちろん、災害時には各地で給水活動が行われますが、タンクを持って給水所の長蛇の列に並ぶのはかなりの負担になりますし、配給される水の量には限界があります。
そこで災害時には、保存水の備蓄がどれだけあるかが生命維持の重要なポイントになります。
防災用品として扱われている保存水の多くは、5年~10年の長期保存ができます。
水に備蓄は、数年間品質が変化しない保存用飲料をおすすめします。
また水に備蓄量には限度がありますので、折りたたみポリタンクを用意しておき、災害が起こった場合には速やかに水道水をポリタンクに詰め、備蓄するようにするといいでしょう。
また、忘れがちな部分ですが、水は飲料としてだけではなく、洗い物・入浴・トイレなどの衛生面でも欠かせないものです。ですから、風呂の湯船の水は流さずに残しておき、有事の際には飲料水以外に使えるようにしておくと何かと便利です。
サン・アルデオール
保存用飲料水で最もおすすめなのがサン・アルデオールです。何故ならサン・アルデオールは、なんと7年間も品質が変わらないからです。サン・アルデオールは、酸素を消費しても大気中から酸素を補給して、最初の酸素濃度を維持しようとする働きがあります。
水中の酸素が飽和に近い状態を保ち続けるため、雑菌等から水の腐敗を招きにくくするため、7年間も保管できます。また、内容器の材質が、酸素透過性のあるポリエチレン(特注ポリエチレン容器)で、雑菌の混入を防ぐ方法で製造しているので7年間の長期保存を可能になりました。公的機関での水質検査も定期的に行っており、法人向け災害用飲料水としての納品実績も多数ある商品です。
やはり1~2年しかもたない保存用飲料水の場合、頻繁に取り換えなければいけなくなり面倒です。もちろん何事もないことは喜ばなければいけませんが、7年間も品質が変わらないのは魅力です。
また、20リットル入りを買っておけば、1人であれば1週間以上もちますので安心です。また、保存用飲料水とは別に、20リットル入りの折りたたみポリタンクを何個か用意しておくこともおすすめします。何かあったときに、急いでポリタンクに水道水を入れれば、飲料水としても使えますし、停電時などトイレを流すときにも使え重宝します。