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非常食と備蓄の違い

diff非常食と備蓄は似ている部分、重なる部分もあり、同じ意味合いで語られる場合が多いですが、本来その意味は違いますので、地震対策.comでは、明確に違うものとして区別しています。

非常食とは、大地震などの緊急の災害や紛争等の非常事態により通常の食糧の供給が困難になった時のために準備しておく食料のことを指します。
ペットボトル詰めの飲料水、乾パン、缶詰、レトルト食品、インスタント食品などの保存性に優れた食品が用いられ、常温で保存が利き、屋外でも特別な器具なしに飲食できる物が理想的です。

大地震などの災害が起こった場合、物資の配給や救助活動が滞り、稼働するようになるのに3日から5日ほどかかってしまいます。その間は自力でなんとかするしかありません。

そこで、非常食とは、災害より数日から1週間程度、停止した物資の供給インフラの機能が復活するまでに間、生き抜くためのものです。
つまり、数日から1週間程度という短期的な保存食を「非常食」と言います。

一方備蓄とは、将来的に予測される、あるいは発生すると大問題に発展しかねない需要と供給のバランスが崩れる事態に備えて、所定の重要物資を一定量蓄えることです。

主に、国家的なレベルで行うものを指すことが多いですが、当サイトでは個人が行う個人備蓄のことを単に備蓄としています。

備蓄では、長期間の貯蔵が可能な保存性の高いものをかなりの量保管することを指します。
つまり、数ヶ月から1年程度という中長期的な保存食を「備蓄」と言います。

非常食と備蓄の違いを米を例に具体的にご説明します。
非常食の場合、水やお湯を注ぐだけですぐに食べられる100~300g程度のレトルトのアルファ米を考えて頂ければイメージできるでしょう。
備蓄の場合、玄米を大量に保管するイメージです。

この「備蓄」のページは、数ヶ月から1年程度という中長期的な保存食について述べて行きます。

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