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モノ不足 – ガソリン

gas

ガソリン不足でスタンドに数キロの行列が・・・

2011年3月11日14時46分に東北地方太平洋沖地震が発生しました。

その日の18:00頃、街中を車で走行していると、国道沿いのガソリンスタンド(以後GS)に車が10台ほど並んでいるのです。

『んっ!?何?』

特別にガソリンが安い日でもGSの敷地の外に車が並ぶことなど、今まで一度も見たことはありません。
500mほど走ると再びGSに5台ほどの車が並んでいるではありませんか。

私はまったく理解できませんでした。

その時の私の車のガソリンは最後の1メーター位でしたが、そのまま自宅に帰りました。

そして翌日、ようやくGSに並ぶ列の意味を理解したのです。

もう大地震翌日から、全てのGSに大行列。
私は焦りました。
何故なら、仕事でどうしても車を使わないといけないのに、ガソリンが残り1メーターしか残っていなかったからです。

『ああ~、昨日のGSの列はそういうことだったのか・・・昨日入れておくんだった・・・』

そうです。
昨日なら、5~10台並んでいる程度でしたので、10分も並べば給油できたのです。

ですが翌12日は、驚くほどの大行列です。
その後、日を追うごとに行列は増してきて、ピーク時には、GSへ続く道に数キロもの車の列ができるまでになっていました。

何故こういうことになったのか、理由は幾つか考えられるでしょう。

1,今後給油できるなくなるかもしれないという強迫観念による給油増加
2,福島第一原発事故による放射能漏れからいざという時に逃げるための給油増加
3,上記の理由等により需要が急激に増え、製油所の停止等で供給がまったく追い付かなくなった
4,GSの3分の1程度しか営業していなかった

「4,GSの3分の1程度しか営業していなかった」は、3分の1のGSは休業し、残りの3分の2のうち、営業が1日交代位のペースでしかやっていなかったので、結果的に全GSのうち、その日に営業しているのが3分の1程度だったのは参りました。

私は仕事で車を使うため給油の必要性があり、結果2回給油しました。
1回は2時間並んで、わずかに10リットルだけ、もう1回は4時間並んで2,000円のみでした。

これではまったく足りません。
どうすることもできず、車を使うことをやめました。

私の知人では、最高9時間並んだという人もいました。

今回のガソリン不足の前までは、ガソリンが残り1メーターを切ったら満タンにするという給油サイクルでしたが、今回のことを教訓に、以後は常に満タンにして、上から1メーター下がったらすぐに満タンにするという給油サイクルに変えました。
こうしておけば、不慮の事態が起こり、再びガソリン不足になったとしても慌てることがなく安心です。

さてガソリン不足によるGS前の行列は、ある日突然解消されました。

震災後10日を過ぎたころより、行列がほんの少し緩和されるようになりました。
それでも、給油までには数時間かかるくらいでしたが、13日目にかなり減り、14日目に解消されました。

それでも、GSにより多少の差はあり、完全に解消されたところと、まだ10台ほど並んでいるところもありましたが、その翌日には完全解消されました。

今回のガソリン不足は、本当に驚く出来事でした。

また、次回車を買い替える時には、ハイブリット車にすることを検討しています。

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